ヘアカラーとヘアマニュキアってどう違うの?
2016.10.15ヘアケア
こんにちは。訪問出張ヘアサロンのアプローズです。
前回はヘナのお話をしましたね。今回は、ヘアマニュキアについてお話ししましょう。
髪のカラーリングに興味のある方なら、一度は「ヘアカラーとヘアマニュキアは何が違うんだろう」と思ったことがあるでしょう。疑問には思ったけれど、よくわからないままになっている人も多いのではないでしょうか。
ヘアカラーとヘアマニュキアは似ているようで、まったく違います。根本的に、色を変化させる仕組みが違うのです。詳しく見ていきましょう。
前回のヘナの記事でも少し触れましたが、ヘアカラーは一度髪の色素を脱色し、その上で化学反応を起こして髪の毛を染めています。カラー剤が髪の内部まで浸透するので、色がしっかりと定着し、長持ちします。
一方で、ヘアマニュキアは文字通り、髪の毛用のマニュキアと考えればわかりやすいでしょう。爪に塗るマニュキアと同じように、基本的には髪の毛の表面をコーティングしているだけです。このため、シャンプーなどで髪がこすれるたびに、マニュキアは剥がれ落ちてきます。一般的に、ヘアマニュキアの色は2~3週間ほどしか持たないと言われています。
カラーリングのことだけを考えれば、髪の内部まで色を浸透させるヘアカラーの方が優れているようですが、ヘアマニュキアには低刺激で髪への負担が少ないというメリットがあります。コーティングを落とせば元の髪色に戻せるという気楽さや施術の手軽さも、ヘアマニュキアの方に軍配が上がるでしょう。
白髪対策としては、白髪をしっかり染めたい人はヘアカラー、目立たなくする程度の自然な雰囲気にしたい人にはヘアマニュキアが向いていると思います。ちなみに、「白髪染め」と言われているものはヘアカラーに分類されるものですので、参考にしてください。
また、薬局などで「ヘアマニュキア」を謳っている商品の中には、ヘアカラーにマニュキア成分を足したものもあるようです。「自分でヘアマニュキアをしたい」という方は、美容院でヘアマニュキアを購入すると安心です。